我が国は、科学技術立国として今日の発展を築いてきましたが、昨今、理数離れ・技術離れが深刻になっており、明日の日本を支えるべき最重要の資産である、理工系人材の枯渇が危惧されるこの状況を打破することが喫緊の課題となってきています。 これまで多方面で様様な取組みが行われておりますが、もはや、わが国の総力を挙げて取り組むべき課題であるといっても過言ではありません。
このため、学会をはじめとして産業界や行政を含めた社会全体が連携してゆくことを促進する枠組みとして、技術に対する関心を高め、優秀な科学技術人材を育成する基盤を構築し、あわせて技術と技術者の役割に対する国民の理解を深めることを目的として、今後、産官学の各関係分野に働きかけ、そのネットワークを構築していくことを目指し、まずは本会内に「科学技術人材育成コンソーシアム」幹事会を設置し、平成21年11月の本会創立130周年記念の講演会で構想を発表し、その後幹事会にて検討を重ねてまいりました。
平成22年5月15日に開催する科学技術人材育成シンポジウムを機に、多くの関係団体の参加を得て、「科学技術人材育成コンソーシアム」を正式に発足させてまいりたいと思います。
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