第9回 科学技術人材育成シンポジウム報告
2018年1月27日開催
狩猟社会,農耕社会,工業社会,情報社会に続く,人類史上5 番目の新たな経済社会「超スマート社会(Society5.0)」 を世界に先駆けて我が国が実現することを目指して様々な取り組みが開始されています。世界的な競争が激化するなかで我が国が持続的に発展していくためにはこのような社会変革が必要とされており,また,それを担う人材の確保・育成が喫緊の課題となっています。このようななか,Science(科学),Technology(技術),Engineering(工学),Mathematics(数学)を重視したSTEM教育が着目されています。STEMの素養を持った人材を育成していくことは,我が国の産業競争力を強化し,Society5.0 を実現していくためにもきわめて重要です。今回のシンポジウムは,「Society5.0を担う科学技術人材の育成」をテーマに,こうした人材に期待される資質・能力や効果的な育成方法などについて幅広い観点から将来を俯瞰した議論を行いました。
以下にその内容の一部をご紹介します。
開催概要
日時:2018年1月17日(土) 13:30~17:30
会場:東京理科大学 森戸記念館 第1フォーラム
地図:
http://www.jfes.or.jp/about/secretariat.html
主催:日本工学会 科学技術人材育成コンソーシアム
日本学術会議土木工学・建築学委員会
【コンソーシアム構成学協会・機関(50音順)】:計測自動制御学会、電気学会、土木学会、
日本機械学会、 日本技術士会、日本技術者教育認定機構、
日本建築学会、日本塑性加工学会、日本電機工業会、 日本非破壊検査協会
後援:文部科学省、経済産業省、国土交通省、日本学術会議、科学技術振興機構、
日本経済団体連合会、自動車技術会、日本工学教育協会
講演等概要(講師等の敬称略)
総合司会:廣瀬 壮一(コンソーシアム副代表)
開会挨拶:松瀬 貢規(コンソーシアム代表)
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基調講演
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「産業界から見た科学技術人材への期待」
講師:菊池 昇(豊田中央研究所 代表取締役所長)
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講 演
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「初等中等教育におけるSTEM教育の取組」
講演概要
講師:野村 泰朗(埼玉大学STEM教育研究センター代表)
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「国際情報オリンピックへの取組」
講演概要
講師:筧 捷彦(情報オリンピック日本委員会理事長)
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「産学連携によるイノベーション人材育成への期待」
講演概要
講師:飯村 亜紀子(経済産業省大学連携推進室長)
会場風景
基調講演
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パネル討論「Society5.0を担う人材の育成に求められること」
論点及び討論概要の一部
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コーディネーター:岸本 喜久雄(コンソーシアム副代表)
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パネリスト :菊池 昇,野村 泰朗,筧 捷彦,飯村 亜紀子
パネル討論の様子
閉会挨拶:佐藤 勲(コンソーシアム主査)
以上
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